塾講師のたわごと

#1「難しい」と言うと難しくなる話

塾講師のたわごと

こんにちわ!あきはこと、秋葉柾谷(@NavigatorMasaya)です 。

ここではあきはが一塾講師として思っていることを、取り留めなく書いていきます。

教育や学習についての話が中心になると思います。

内容はあくまであきはの主観によるところが多いです。

その点をご理解の上読み進めてください。

人を教えていてこういうことを思ったことはありませんか。

「理解力はある程度あるはずなんだけど、問題が解けなくなるときがある。」

「応用や発展問題になると手が止まる。」

「少しでも問題が解けるように、ちょっとしたことでも手を打ちたい。」

いろんな原因があると思いますが、その一つに「先生の発する言葉」があると思います。

教えているときを思い出してみてください。

「難しい」という言葉を使っていませんか。

もしかすると、その言葉で生徒の力がいつもより出なくなる可能性があります。

あきはは人を教える仕事を20年近くしています。

クラス授業、個別指導、家庭教師などで、のべ500人ほどの生徒を相手にしてきました。

今回はその経験から「言葉で実力が出なくなる」ことを思うままに話していきます。

この話は勉強を教えている保護者の方や塾などの先生に向けて話しています。

勉強に限らず、日常生活で何かしら指導している人にも役に立つと思います。

これを読むと、教える際の何かきっかけやヒントになります。

良かったら最後まで見ていってください。

まず、あきはは生徒を指導するときに次のことを心がけています。

難しい問題を生徒に「難しい」と言わない。

「ちょっと面倒」とか「少し複雑」と言うことが多いです。

「難しい」というのを授業中ではまず口にしません。

これは、あきはの中ではこうじゃないかと思ってます。

「難しい」と言った後の流れ
  • 1.「難しい」という声が生徒の耳に入って脳に伝わる
  • 2.生徒の脳はその「難しい」をその言葉通りに受け止める
  • 3.生徒の脳が目の前にある問題を「難しい」と思い込んでしまう
  • 4.生徒は目の前の問題を難しく感じる

あくまで経験則や想像によるところが多いので、正しいのかどうかは分かりません。

ただ「脳は聞こえた声をしっかり受け止める」というのはあながち間違ってないと思うのです。

ある数学者が問題を解くとき、「これは楽勝だ」と言ってから取りかかるのだそうです。

それは「楽勝だ」と言い聞かせることで問題に取り組みやすくするためだそうです。

また、前に読んだ自己啓発本にこういうアドバイスが書いてありました。

「毎日『私は運がいい』と言いつづけよう」

「ネガティブなことは言わず、ポジティブなことを口にしよう」

これも言い続けることで、まず「運がいい」とか「ポジティブな状態だ」と思い込ませる。

すると、それに沿った行動や考えをするようになって人生が好転する。

このような内容だったと記憶しています。

これらの話は、どれも言葉を聞かせることで脳に思い込ませるというものです。

上で書いた「難しい」の話と同じですよね。

そのようなこともあって、生徒に教えるときは「難しい」と言う言葉は口にしません。

些細なことですが、問題を解く生徒にとって妨げになるものは取り除きたいものなんです。

もちろんこれだけで、問題が解けるようになるとは考えていません。

さまざまな原因がある中の一つとして考えてもらえればと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

生徒に先生の思いが伝わりますように。


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